整体では体を揉み解したりすることにより

血流が良くなったり筋肉がほぐれたり、リラックス効果が

あったりと、様々なメリットがありますが、

こういう人は受けない方が良い！という場合もあります。

まずはギックリ腰や捻挫などで患部に熱を持っている人。

先にも書きました通り、施術をすると血流が良くなりますので

熱を持っている部位の熱が更に上昇したり、

部分的であっても金断裂があると、その部分はそっとしておいて

冷やしてやるのが一番良いのです。

そもそも人の身体は３６℃台が一番良いのですが、

延焼などにより温度が上がり過ぎると筋肉が腫れ、血流も多くなって

痛みが増します。

この状態では十分な自然治癒効果が得られないので、正常な範囲まで

患部の温度を下げてあげる必要があるのです。

ですから、ぎっくり腰などで来店されたお客さんには、

私は患部よりも、その周辺の筋肉を和らげて、幹部の緊張感を

少しでも減らし、痛みを抑える方向に持って行きます。

それでも幹部は動かしたりしないのが基本ですので

痛みが出る場合は施術はしません。

なぜなら、それがお客さんが一番治る近道だからです。

以前、鍼治療をしたすぐ後に庭仕事をしていて肩を変にひねってしまって

来られたお客さんも居ましたが、鍼治療で筋肉が緩んでいる所で

肩をひねって悪化してしまったので、この時も施術はせずに

鎮痛消炎剤（湿布）を貼って、なるべく大人しくしてもらうようにしました。

一週間後、そのお客さんは肩がすっきり良くなったと喜んでいただけました。

せっかく来たお客さんに施術をしないというのは商売としてどうなの？

と思われるかもしれませんが、私が整体師として一番大事にしているのは

「いかにお客さんがリラックスできて、体調がよくなるか」

この一点にかぎります。

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