人間の身体を支える中心といえば背骨になりますが、肩関節というのは実はこの背中からかなり離れていまして、実に不安定なものです。
「え?肩甲骨なんて背骨のすぐ横にあるじゃない」といわれる肩も多いかもしれませんが、簡単な図を作ってみましたので、そちらをご覧ください。
この図のように背骨から肩甲骨に至るまでには肋骨、胸骨、鎖骨を経て、やっと肩甲骨に至ります。身体の中心という事で、胸骨までは身体の筋肉で支えられるとしても、鎖骨という細い骨を介して肩甲骨に繋がっています。なぜこんなややこしい経路を通らなきゃならんのか!という話ですが、だからこそ肩甲骨や肩関節は自由度が高いともいえるのです。
やはり図を見ていただくと分かるのですが、肩甲骨と肋骨の間は、距離は狭いですがつなぐものがありません。だからこそ肩甲骨は上下、内外に自由に動き回れ、腕の稼動粋を大きくしてくれているのです。
ですから、背中周りの肩甲骨に関連する筋肉をやわらかくする事は肩こりや五十肩を防止するためにも非常に重要になってきます。
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慢性症状専門匠