私はもう30年ほど前に視力回復手術をしています。当時はまだレーシックというものがなく、AKという、角膜の外側にメスで傷をつけ、レンズの形を眼圧によって変えていくというものでした。
点眼麻酔で痛みは無いとはいえ、メスが入ってくる感触はとても怖かったのを覚えています。
それから20年あまり経って、友人が眼科医になったので診てもらい、その後も様々な話を聞いたのですが、よく言われる「眼科医はレーシックをしない、それはなぜか」というのが良く分かりました。
まず、精度が上がったとは言え、視力回復手術は角膜の強度を弱めるため、将来的に視力や乱視などの数値が変わる事(私は元々乱視が無いのですが、今は強度の乱視です)。白内障になった場合、角膜の強度が普通の人と違うので、新しく入れるレンズの選択に戸惑う事。緑内障を疑うひとつの目安に眼圧測定があるのですが、その場合、角膜の強度が弱くなる事により、数値が正確に出ない事。そして、角膜にある神経を傷つけてしまうのでドライアイになりやすい事、などでした。
うーむ、自分に思い当たる事が多すぎる・・・
ドライアイも当然眼精疲労になる原因のひとつです。テレビやパソコンを見るにあたって、長時間見続けるのが辛くなったりもしますね。
他の部位でもそうですが、最近の外科ではメスはなるべく入れないほうが良い。という事になっているそうです。入れるとしてもなるべく傷は小さくする。目は人間が外から情報を得るためにかなりの割合を占めています。大事にしたほうが良いです。
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慢性症状専門匠
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