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一箇所が悪いと他も悪くなる

人の身体というのは非常によく出来ていて、どこか一箇所に何らの問題が出ると、他の部分が助けてくれます。今日来られたお客さんは、二週間ほど前に股関節を痛めてしまったという事だったのですが、あまりにも痛みが酷く、その日は患部そのものには手をつけず、周囲の疲れを取る事を重視しました。

股関節が痛くなると、まず緊張から全体の筋肉が硬くなってきます。また、股関節を保護するためにその周囲の筋肉群が硬くなり、稼動粋を狭め、負担がかからないようにします。

との時私が診た限りでは、まだ炎症も起きていそうでしたので、とにかく病院に行ってレントゲンを撮ってもらうか、ちゃんとした診断をしてもらったほうが良いと伝えました。一部の東洋療法の先生は、西洋医療のやり方に否定的な方もいらっしゃいますが、私は何より患部が可視化できる技術や、専門的に勉強をし、臨床を重ねている先生の意見は何よりの参考にし、尊重もしています。

そして今日来られたときには、炎症はだいぶ治まったのですが、やはり歩いたりするのでまだ痛みがあり、横になるのが辛いという事でした。まだ患部自体はいじれる状態ではありませんでしたので、周囲の硬くなりすぎている組織をやわらかくし、特に筋膜の癒着が酷かったハムストリングスからふくらはぎにかけて注意深く施術をしていきました。また、力が入ると肩、首が硬くなりますのでその部分もほぐしていきました。

これでまた様子をみていただき、次回来られる時にまたどこまで施術できるかを見定めて行きたいと思います。

〒417-0056 静岡県富士市日乃出町75-2 富士コーポレーション日乃出ビル103

℡ 0545-67-0385

慢性症状専門匠

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